ドライシガー?シガリロ?

プレミアムシガー、ドライシガー、シガリロ。

葉巻の種類にはその製造方法などで色々ある。僕は正確な分類はまだまだ分からないが、今日はプレミアムシガーではない葉巻。

 

コイーバショート。10本2,500円。

湿度管理の不要な葉巻でありながら、なかなかどうしてこんなに美味しいのかと感動する。プレミアムシガーと比べれば、はるかに短く細い、まさにミニチュアサイズという感じの葉巻ではある。しかし、1本1本リングが巻かれ、パッキングされている。そして、信じられないほど美味しい。僕はラムを飲みながら(少し酔って)、「お前はどうしてそんなに美味しいんだ。そんなに美味しくて、もっと高いプレミアムシガーはどうしたらいいんだ」と嘆くくらい美味しい。(バカかも)

 

実はコイーバはこれ以外吸ったことがない。

なんというか、葉巻の王様的な印象があって、まだまだ未熟な僕は吸ってはいけないような、他の葉巻をたくさん味わってからでないと吸ってはいけないような気がして、吸っていない。もっともっと色んな種類の葉巻を吸って、味の違いを分かって、表現できるようになって、それから吸いたいと思っている。

このシガーでこんなに美味しいのだ。期待感は高まるばかりだ。

PUNCH*3

最近、週末よりもむしろ平日に吸うことが多い。

天気の良い土日の午前中に、えんがわでのんびりと吸うのがなんともいえないリラックス気分を味わえて最高だ、と思っていたが、ゆるみきった体を動かして活発に動くかない日になることが多いと感じたからだ。

もちろん、ゆるみきってカフェで読書というのも最高の楽しみであった。しかし、暖かくなった最近は、それよりもフレッシュに運動でもしたい欲求に駆られているから。

シガーを嗜む時間も最高だが、スポーツを楽しむ時間も最高だ。

 

そんな今日はPUNCH PUNCH PUNCH。

この葉巻はいい。だいたいの葉巻は、最初甘い→だんだん辛くなる、なので僕の好みとしては、最初美味しい→だんだん重くなってくる、という感覚なのだが、この葉巻は違う。

あまり甘くないな→お、美味しい→香ばしい、という感じ。

2000円なので、僕の中ではちょっと高めだが、お気に入りの一本になりそうだ。

ペティコロ

葉巻の紹介

というテイでブログを書き始めたものの、知識の乏しい僕にはなかなかハードルが高かった。

「間違ったこと書きたくないな」とか思ったり、葉巻愛好家の方に失礼じゃないかなと思うと、感想・レビューというスタイルもなかなか筆が進まない。味や香りについても気の利いた表現もできる気がしない。

ブログって難しいんだな〜、と思いながら過ごしていたら、全然更新ができなくなってしまった。

 

なので、これからは「誰かに読ませる」という感覚は一切捨てて、完全に自分のメモのように書くことにした。

文章力も付けばしめたものと思って始めても、まったく書かなければしょうがない。

 

さて、この土日は風邪を引いて非常に体調が悪かったので、大好きな葉巻タイムは控えていた。普段は平日にプレミアムシガーを燻らせていないが、今日は早々と仕事を切り上げて帰ってきた。

 

今日はお気に入りの1本、H.UpmannのPetit Coronasである。

 

まだまだ吸い始めの僕は色々な種類を試している段階であるが、このシガーは価格的にも味わい的にもかなり気に入っている。(ところで、気に入っていることを気に入ってるというだけで「気に入ってる」と言えるのは、この上ない開放感みたいなのがあるよね)

 

価格は1500円、ほど良いサイズ、重すぎず、最後の最後まで吸える素晴らしい1本だと思う。最近、普段の行動圏で購入できることも分かり、購入機会が増えた。たばこ屋のおばちゃんが「ぺてぃころ」って言ってるのを聞いてより愛着が湧いた。「ナス」しか略されてないのだが。

 

ウィスキーにも言えることだが、シガーもそのときの自分のコンディションによって味が変わるような気がする。今日はいつも吸うより甘さが遠く感じる。甘いのが吸いたい気分のときはHOYO DE MONTERRYが良さそうだ。

 

さて、レビューをしてみようか

・・・いや、表現が思いつかないのでやめておこう。今は「美味しい」で十分。

技術が要るとまた面白い

1日1回は”葉巻”というワードで検索している。

まだまだ知らないことが多い世界なので、日々自分にとっては新しい発見があって面白い。

 

最近の気になることはもっぱら”吸い方”である。

たばこはどうか知らないが、少なくとも葉巻は明らかに、”上手く吸えた”と思う日と”今日は上手くいかなかったな”と思う日がある。

 

 

僕の中で”上手く吸えた”と感じるのは、

 ・灰が綺麗な色や形を為しているとき

 ・均等に燃え進んでいるとき

 ・ひと吸いひと吸いの味わいが安定しているとき

 ・吸い進み方が気にならないとき

 ・ゆっくり吸えているとき

 ・消えてしまうかどうか気にならないとき

など。「な〜んか、いつもより美味しくないなぁ」と感じる時はたいてい燃え方が均等でなかったり、すぐ消えてしまったり、灰がぼろぼろだったりする。

 

実はこれは葉巻自体の品質によるものもあるらしいのだが、”技術”によるところも大きい。

ヘッドの切り方、火のつけ方、煙の吸い込み方、吸う感覚、葉巻の管理の仕方、、、などなど他にもたくさんあるだろう。

 

週末の楽しみに買ってきて吸ってみたら、なんだか美味しくない・上手く吸えなかった、という日はとても悔しい。

しかし、この”技術によって美味しくもまずくもなる”というのがまた、葉巻の大きな魅力なのだ。

趣味の話

最初にも書いたが、僕は趣味がなかった。

いや、他の人に言わせれば、僕は多趣味でいつも楽しそうにしているということらしいのだが、僕にとっては熱中している・夢中になるような趣味はなかった。

 

しかし葉巻を喫むようになってからというもの、関連して次から次へと楽しみが湧いてくるようになった。

 

 

最初は単に、興味本位で葉巻を吸ってみた。

次は葉巻を喫む時間・空間を作るということに集中していた。

上手く吸えた日は不思議な喜びがあったし、もっと上手く吸いたいと思った。

 

それから定番のヒュミドールを作った。ライターも色々と探した。

100円均一で色々パーツを見繕って、簡単にDIYをした。ものづくりって楽しい。

 

あるとき、葉巻にはお酒よりもコーヒーが最高だということに気づいてからは、

美味しいコーヒーを見つけたい、淹れ方を知りたいと思うようになった。

 

さらに、美味しいコーヒーのことを考えていたら、アウトドアで大自然のなかでコーヒーを飲んで見たいと思うようになった。

 

アウトドアで淹れるコーヒーのことを調べていたら、次はキャンプがしたくなってきた。気づいたらAmazonの欲しいものリストにアウトドアツールがたくさん入っていた。

 

キャンプが楽しみでYoutubeでキャンプ動画を見ていたら、火を起こして料理をしているではないか。なんて楽しそうなんだ。気づいたらチリビーンズを煮込んでいた!

 

チリビーンズを煮込んでみたら、なんだか映えそうだったので写真を撮っていた。

Instagramにアップしてみたら、思いのほかいいね!がつくじゃないか・・・!

 

・・・とあれよあれよと言う間に楽しいことがどんどん湧き出てくるではないか。

 

もちろん、まだまだ妄想の域 or ほんの少しだけかじってみただけの状態ではある。

だが今までは、休みの日は退屈で、せいぜいAmazonPrimeで映画を見るくらいだった。コーヒーも飲んでたが、まったく淹れ方も何も気にしていなかった。暖かくてコーヒーの味がすればよかった。

それが、ちょっとしたきっかけだけでこんなにも夢中になった。もうそれが嬉しくてしょうがない。

 

面白いことに趣味というのは、楽しいから夢中になって真剣に熱中するんじゃなくて、

『熱中して真剣に取り組むから夢中になって楽しいんだ』

ということのようである。

 

今日の一本

『今日の一本』

 

…などと言って、日々葉巻を燻らせてはその日の味わいの感想を書き綴りたいものであるが、葉巻は高価な嗜好品である。一般人の僕には毎日プレミアムシガーを吸うなんてとてもじゃないが叶わない。いつかそんな日が訪れるよう夢を見つつ、今は週末に何を吸おうかと考えるのが楽しみである。

なので、今日は僕の『最初の一本』について書いてみようと思う。

 

 

 

誰かの名言に

「たばこは落ち着くために吸うもの、葉巻は落ち着いてから吸うもの」

というのがあるらしい。

 

形から入るタイプの僕の最初の一本は、週末の夜に、やることをすべて終え、グラスにスコッチ(ラムがなかった)を注ぎ、携帯の電源をオフに、という完璧なスタイルではじめた。(愚かなことであったが部屋で吸った)

 

最初の一本は『H.Upmann Vintage Cameroon Corona』だった。(※)

 

火のつけ方、吸い方はYoutubeでしっかり学んでいたので全然迷うことはなかったが、初めて袋から取り出した葉巻の感想は、、、

 

「なんか…臭い」

 

だった。根拠はまったくなかったが、もうちょっと樹木のようなそんな香りを想像していた。でも実際はもっと獣くさいような匂いで、とても良い香りだとは思わなかった。

でもまぁ、そんな自分は一旦誤魔化して火を付けて吸ってみた。すると…

 

まったく美味しさが分からなかった!

でも、たばこの煙とは全然違う味であることは感じたし、不味いとは思わなかったし、これはどういう味なんだろうと興味津々になっていった。

 

葉巻はたばこと違い、1分にひと吸いするくらいのペースがちょうど良いということで、ゆっくりと何回か吸っていく。すると、だんだんと気持ちが良くなっていった。

 

ああ〜いいな、葉巻。

心地いいな、この時間、空間。

最高の贅沢だな。しあわせ。

 

たばこは絶対ダメ!と決めつけていた僕にとって、

この背徳のような感覚と、道の世界へ飛び出した感覚と、、というかニコチンの効果によって、最高にその瞬間の幸福感に酔っていた。

 

ところでこの最初の一本、誰もが想像する葉巻のイメージにぴったりなサイズ感で、つまり太くて長かった。普段たばこを吸わない僕の、吸うペースが遅いということもあって、時間にして60分は吸っていたと思う。

 

 

気持ちよ〜く吸っていたが、途中から急に頭がクラクラして、もうまさに二日酔いの酷いバージョンのような感覚になってきた。

、、、そう、ニコチン酔いである。

 

もうそこから先は全然気持ち良さとか優雅な気分とかは一切なく、

なんかやばい、これ無理、もう寝るしかない、寝てこの辛さから逃げよう!

 

となったのであった。

 

これがある意味洗礼とでもいうべき経験であったが、良い気分を思い出して、ここから葉巻ライフが始まるのであった。

 

(※) 葉巻の通販サイトで入門セットを購入して入っていた一本。

H.Upmann  Vintage Cameroon Corona

135mm * 18mm

葉巻初心者の僕の最近

「週末は何してたの?」

「んー、コーヒー飲みながら葉巻吸って本読んでた」

「・・・え?葉巻?」

 

それなりに楽しんでいつつも趣味というほどのことではないと思っている僕は、いつもこの手の質問が苦手で、「寝てた」「カフェで読書」「ジム行った」という何の面白みもない回答をして会話を終了させることが多かった。正直、膨らませがわからなくて困っていた。なんなら

「週末は何してたの?俺は朝からボクシングジムでしょ、で昼は新宿で行きたかったステーキ屋に行って、午後は映画行ってきた。初めてラグジュアリーシート使ったけどアレいいよ。席が広くてゆったりしてるし、こうボックス席みたいになってて映画にかなり没頭できるよ、マジオススメ。」

くらい食いつきやすいネタを振りまきまくってくれるとかなり助かる、なんて思っていた。

 

しかし最近の僕は違う。

 

「え?たばこ吸ってたっけ?」

「吸おうと思ったきっかけは?」

などとみんな食いつきが尋常じゃない。

 

しかも、食いつきが良いことが嬉しいんじゃなく、、、

葉巻の話をできることがもう嬉しいのだ!!(バカかもしれない)

それはもう「お前いいから落ち着けよ」と思われているだろうくらいに、

ひたすらもう葉巻についてを語りたくてしょうがない、恥ずかしい大人は僕です。

 

そんなこんなで、葉巻についてのあれこれや、たまにマジメなレビューや、趣味や写真や、関連した何かや関連しない何かを紹介していきたい。